理にかなった勉強をする

司法試験の受験指導や答案添削をする中で

司法試験受験生から受験勉強についての相談を受けることがあります。

その中で驚くことがあります。

それは気分に非常に飲まれ、やりたい勉強をやっているということです。

理にかなった勉強ではないということです。

例えば

環境法が好きなのはいいです。すばらしいです。

でもそればっかりやっている

という人がいます。

これは司法試験に合格するという観点からすると

まったくもってダメな行為です。

やりたいことをやっていいのは子供かもう勝ち上がった人くらいで

多くの人は

やりたくないこともやらないといけません。

そしてむしろやりたくないことにこそ

勝機があるといえます。

例えば民事訴訟法をやりたいと積極的に思う人は少ないかもしれません。

しかしそこを一生懸命やることで

他の人よりも浮くということが、往々にしてあるのです。

感情に流されず

理にかなった勉強とは?

ということになると思いますが

これは全科目をまんべんなくやるということにつきます。

これには短答も含みます。

つまり

1 論文ー選択

2 論文ー憲法

3 論文ー行政法

4 論文ー民法

5 論文ー商法

6 論文ー民事訴訟法

7 論文ー刑法

8 論文ー刑事訴訟扶

9 短答ー民法

10短答ー憲法

11短答ー刑法

これらをただ、単純に上から順に勉強をしていくことが

究極的な理想です。

みなさんは

このあたりをどうとらえているでしょうか?

なんとなく今、民法ができないから、民法をやる

というふうに

自分の感情に従って勉強していないでしょうか?

司法試験は8科目の論文と3科目の短答式試験である

ということを常に頭に入れる必要があるでしょう。

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