司法試験や予備試験、ロースクール入試の答案の採点、添削の仕事の経験があります。
ここで強く思うことがあります。
それはいかに採点表に触れるか
ということです。
たしかに
書き方や論証の精度、知識の確かさ
などの要素があります。
そして多くの人は
これらを
一生懸命に勉強します。
論証を一生懸命覚えます。知識を一生懸命覚えます。
書き方も工夫します。練習します。(これは絶対にやったほうがいいです。)
ただ、一番に重要なことがあります。
それは
採点表に書いてあることに、なるべく触れる
ということです。
答案の採点は
必ず、採点表があります。
司法試験でも採点表があるとのことです。
逆に司法試験のような
長文の論文式試験では、
採点表は絶対に必要です。
そうでなければ、公平な採点など不可能だからです。
採点をしていて
どのような答案が高い得点になるか
というと
繰り返しになりますが、
採点表にいかに触れることができた答案
ということになります。
書き方
にこだわるのは
書いた答案について
きちんと採点してもらう
換言すると
点を入れてもらうため
です。
(この点は別途記事にします。)
採点表に従って点数を入れるとなると
採点表に書いていたら、必ず点を入れる必要があります。
もし採点表に書いてあるのに
点をふらないとなると
それはもう完全にへこひいき、不平等、不適切採点です。
でもそんなことはさすがにないでしょう。
そうなると
たとえ、表現が多少微妙でも(読みにくくても)
採点表に書いてある以上は、配点をしないといけません。
すると目指す答案について
一番大切なのは
採点表に書いてあることを書く
ということになります。