憲法の基本書を紹介します。
【基本書】
憲法の基本書は一番ベタなのは芦部憲法です。
芦部憲法で基本書はいいと思います。
ただ、使い方としては入門書のように考えるのがいいと思います。
何回も読んでマスターするというタイプの本ではありません。
それに憲法では、判例の大事さが際立っているということ、考え方・アプローチが重要であるということから、あまり基本書を何回も読むということはしなくてもいいかな
と思います。
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【判例集】
■憲法判例第7版 戸松秀典
この本は、憲法の判例集です。判例の引用が多いです。
判例百選では、判決文は要旨のみが記載されます。もちろんそれで事足りるところもあります。ただ、あまりにも短い引用で終わっているという側面があるのも事実です。
そうしたことを回避する意味でこの判例集はいいと思います。(私も実際に使用しています。)
本当の意味での判例とは、判決文そのものであり、なるべく判決文から学ぶべきという立ち位置からするとすばらしい判例集です。
ただ、伊藤塾の判例本のように、様々な切り口でまとめたり、解説を追加で付与するということ、つまりかみ砕くということはあまりされていません。
憲法判例第7版 [ 戸松秀典 ]
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■憲法判例百選(1)(2)第6版 (別冊ジュリスト) 長谷部恭男
憲法判例百選です。
司法試験は、出題の趣旨やヒアリング・意見をきちんと見ると
百選をベースに解説がされていることも多く、
やはり百選はメジャーな判例集としての確固たる地位があります。
しかし、判旨が短い、解説にばらつきがある、また解説の内容として司法試験にはあまり関係がないことが記載されているなど、内容的には私はあまり百選をおすすめできません。
ただ、掲載されている判例として百選をやっておけばまず安心という意味で
ベタだからつぶしておいて損はないという意味において、百選はおすすめです。
なお、百選とはされていますが、トータルで200以上掲載されています。
憲法判例百選(1)第6版 [ 長谷部恭男 ]
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憲法判例百選(2)第6版 [ 長谷部恭男 ]
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